「戦争、差別と闘う」部落解放同盟の全国大会閉幕

部落解放同盟（組坂繁之委員長）の第７２回全国大会は３日、
「敗戦、被爆から７０年。あらためて戦争と差別に反対する闘いの強化を誓う」との宣言を採択し、
２日間の日程を終えて閉幕した。

宣言では「格差が拡大し、差別と貧困の問題が深刻化する中、ヘイトスピーチのような排外主義が
台頭している。社会への不安や不満が安易に差別に向かっている」と指摘。集団的自衛権行使容認の
閣議決定や安全保障法制の整備を「戦争ができる国づくりに向けた動きで、武力行使は暴力の
連鎖しか生まない」と批判した。

３日採択した平成２７年度の運動方針では、同和問題の解決は国の責務だとした
「同和対策審議会答申」から５０年の節目を迎えるのを機に、あらためて人権行政の推進を求めるとした。

産経ニュース　2015.3.3 17:19
http://www.sankei.com/life/news/150303/lif1503030032-n1.html