地球ゴマ製造中止につきAmazonで凄い値段になってる模様ｗｗｗｗ

針金の上で地球ゴマを回転させる巣山重雄さん＝名古屋市千種区のタイガー商会で

　１９６０～７０年代に子どもたちに大流行したおもちゃ「地球ゴマ」を製造している名古屋市千種区の
「タイガー商会」が、４月をめどに店を畳む。創業から９４年。国内外で親しまれ、地球を駆け回った歴史に
幕を閉じる。　（堀井聡子）

　住宅街にたたずむ木造平屋の工場でゴウン、ゴウンと機械音が響く中、手のひらサイズのコマができあがっていく。
軸に巻き付けた糸を勢いよく引くと金属の輪の中で円盤状のこまが高速で回る。指の腹やボールペンの先端に乗せても
倒れず回り続ける。地球の回転に似た原理を応用していることから、この名が付いた。

　「一分間で三千回転。この安定感を出せるのは、うちの職人くらい」。製造に半世紀以上、携わる巣山重雄工場長
（８５）が、いとおしそうに手に取った。海外からも注文があり、欧米や東南アジアで親しまれた。

　時計メーカーの職人加藤朝次郎さんが一九二一（大正十）年、地球ゴマを開発して創業。祭りの屋台での
実演販売などから始まり、テレビＣＭで人気が広まり、五十年前のピーク時は年間二十万～三十万個を売り上げた。
「当時は問屋が少しでも早く買い付けようと会社に直接来たり、まがいものが横行するほどの人気だった」と
巣山さんは振り返る。

　流行は去り、今では売り上げはピーク時の十分の一。二十人以上の職人で活気があった工場も、巣山さんら
三人になった。長らく会社を支えた二代目が十年前に亡くなり、後を継いだ女性経営者や職人たちも八十歳を超える。
後継者が見つからず、廃業を決めた。

　おもちゃ収集家で、全国で科学講座を開いている市原千明さん（５５）＝名古屋市＝は「ものづくりの職人の技が光り、
ここまで長く愛されてきたおもちゃはなかなかない」と惜しむ。

　＜地球ゴマ＞　自転する物体が高速で回転するほど安定して回り続ける「ジャイロ効果」の原理を利用。
飛行機の横揺れを安定させる仕組みや、デジタルカメラの手ぶれ補正機能にもこの原理が応用されている。
誰でも簡単に回せる上、科学に親しめるのが魅力。地球ゴマは税別で大２０００円、小１６００円。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015030202000226.html

それなら工芸品とそのレプリカとしてでも残せないものかねぇ。

高けぇ…悪いけど2000円で3DSの中古ソフト買ったほうが長く遊べるよ

残念だな